お墨付きがお好き?(2)

例に挙げるモノに全く他意はない!と先ずお断りしておきます。

 

遥か昔、僕が学生の頃、自衛隊は『論外の存在』とする者多く日陰者?といった扱われ方だった。

勿論、憲法違反だと…。

今ではこの国には『必須の存在』とする者が多数派だと思う。

現在の状況下で判断すれば僕もその一人だ。

 

芸能レポーターの梨本さんなんかも昔は悪の権化だったけど…時間経過とともに段々解説者、時によっては事の判断を裁判官の如く断じたりする様になった。

 

昔、吉田拓郎のコンサートで拓郎が「『テレビに出たら何か凄い人』みたいに人は信用し、扱い始める」と言った。

「もう一度敢えて言っておきたい。梨本は人のスキャンダルに食い付き、あること無いこと喋る悪い奴だ」、と。

「良いですか?梨本は悪い奴なんです!」
拓郎が梨本にスクープされて翻弄された後の発言だったと記憶している。

 

酷い論外、ゲテモノとの扱いが時間経過とともに『市民権を得ていく流れ』に拓郎は納得出来ないのだと言った。

テレビに出ればその存在の悪が立派に変わるのは錯覚なのだと。

 

論外のモノが徐々に市民権を得て、遂には権威の如くに扱われる様になる危険性。

老人の尊厳を揶揄して大いに顰蹙を買いながらブラックな笑いを取っていたビートたけしが、今やエンタメ世界の権威と化している変遷…。

 

ダウンタウンが、所ジョージが、有吉が、たけしが、さんまが…『ああ言ったこう言った』と日々様々な媒体に露出する。

 

マスコミ媒体に露出を繰り返しその頻度が上がれば…権威化する不思議である。

テレビが人間に超能力を与えるかの様に。

 

ミシュランを好きな人に言うことは何もない。

しかしその『権威にすがった見解』を金科玉条の様に盲信して、そんな見方で安易に此方を評論するのもやめて欲しい。

真剣な努力を冒涜してる事に気付いて欲しいと思う。

 

何でフランス人に和食の良し悪し聞かなきゃならんの?

ラーメンも同じく、日本のラーメンは日本人の傑作なのですよ。

わざわざフランスの評価なんて聞きたくはないよね?

 

何処にその評論、評価、格付けの根拠があるって言うのだろう?

フランス料理の真髄は日本育ちには届かない。

日本文化を加味しての創作フレンチなら貢献出来るかもしれないけれど…。

 

同じく和食は旨いのは解っても、微妙な『文化の奥にあるニュアンス』まではミシュランには理解出来ないものもあるだろうし…ね。

 

日本人の好きな寿司ネタと欧米人の好きな寿司ネタは、同じ一つの寿司屋さんでも明らかに違うんだもの…。

 

『お墨付き』という先入観をもってテーブルに着けば、既にその店の魅力の味わいは半減以下になりますよ!って思ったのでした。

 

権威様が日本のラーメンに迄口出ししだしてから、本当に美味しい『中華そば』に代わって真っ黒なスープにやたら具材を放り込んだモノが雨後のタケノコの様に登場しだした。

 

それ自体が不味いってんじゃなく、様々なラーメン道とやらの巨匠がテレビに登場し権威として喋りだして…素晴らしい中華そばをぞんざいに扱い過ぎる様になったと感じるのです。