昔…自分の本音を出せず、空プライドばかりが強くて付き合ってた男にNOを出された女性がいた。

男を散々手こずらせた挙げ句の結果だった。

彼女が男に中々身体を許さなかった、という有りがちなシチュエーションだった。

 

本当に好きだったのに…と彼女はサメザメと泣いていた。

 

君が独りエッチしてる時に君の頭の中を巡ってる淫靡極まりない想像の数々と…男に迫られた時に言った「私はそんなに軽くない!」という言葉、一体どっちが君なんだろう?と僕は聞いた。

 

その若い女は独りエッチの時の自分です!と間髪入れずに応えた。

普段の私は自分を偽って綺麗な綺麗な人間を演じてます…ソレが彼を息苦しくさせたんだと思う…と。

 

どっちもが君なんじゃないか?と僕は言った。

キレイでご立派な人間に見せたい君も、人に知られたら街なかを歩けない位淫靡な想像を巡らせる君も。

どっちもが君なんだと思う。

 

『都合の悪いこと』をひた隠しにして人と対しても君の訴求力は失われる。

ましてや男と面する時には自分のエッチな気持ち100%解放しながら顔は淑女を演じなきゃヒトカドの男は落ちないと思うよ、と僕は言った。

 

本気で欲しいならご立派も悪徳も…君の持つ才能全てをかき集めて事に当たらなきゃね。
 
※…一人になるのは  誰だって怖いから

つまずいた夢に  罰を与えるけど

間抜けなことも  人生の一部だと

今日の愚かさを  笑い飛ばしたい…※

    (吉田拓郎作詞作曲  キンキキッズ  『全部抱きしめて』の一節)

 

君は中々、普段出来ない『本当の話』を堂々と初対面に近い僕に語り、僕からも本当の話を引っ張り出せたでしょ?

『本気』という奴は自分から凄い力を出させるのだと言うと彼女は大きく頷いた。

 

間違いなく生きてきた中で一番覚悟を決めた事だったと彼女は言った。

あの人と知り合いの貴方に何とかして欲しかったけれど…問題はそんな手練手管じゃないと解りました、と笑って言った。

 

虚栄心と共に服を脱ぎ捨てるのは何時か?

 

『今でしょ!』っていう瞬間を中々捕らえられないモノなのだ。

次の男を探してヒタスラ修行して下さいな!と言っておいた。

 

そしてその後二回位、君の高慢なだけの空プライドを粉々にされたら君はイイ女になれるかもよ?と言い加えた。