時として

時として、「何で自分がこんな扱いを?」ってな、理不尽な目に合うことは結構あるものだ。

 

この理不尽な扱われ方は、明らかに筋道外してるから理不尽なんだけど…。

それを証明しつつ覆そうとなると法の力を借りるしかない。

 

敵もさるもの…法の領域までの道外れにまでは届かないレベルで寸止めしてくる。

その憤懣やるかたない思いの持って行き場は相手に対してしか無いんだけど…それやると逆に此方が法に触れる恐れもある。

 

結果、泣き寝入りするのが一番安全で得策となる。

そしてその屈辱を一刻も早く忘却の彼方に捨て去る事に努めるしかないのだ…。

ま、それを手取り早く解決しようとすればヤ○ザになるか必殺仕置人に依頼するか?位しかない。

 

昔、何故か(?)仕事で人を募集すれば在日の方ばかりが応募して来るってな不思議な現象が続いた事があった。
歯に衣着せぬのが僕の信条ゆえに、随分と踏み込んだ話も沢山交わした。

遠慮なく口論も一杯した。

その人達の差別の体験談を聞けば…そりゃ此方(日本人)側に非があるな?と思うことが多々あった。
その人達の中に、驚くほど頭脳明晰で動きも良い、飛んでもなく有能な女性がいた。

彼女の体験談はとても苛酷なものだった。

話をすればするだけ…僕は彼女にコンプレックスを感じた。

自分のプライドを守る強さに対してだ。
子供の時から彼女くらい頭が良ければ大抵の世の中の構図は読めたろうし、それが如何に理不尽か?理詰めで理解も出来たろうと思う。

 

自分より無能な連中が唯一の武器の『差別』でもって彼女に理不尽な状態を強いるのである。

 

自分が彼女の立場ならどう演ったか?大人になって自分はどうなっていただろう?…と様々考えさせられた。

答えは何時も「子供時分なら徹底的に叩きのめす暴力。自分は感情に抑えが利かないから、大人になれば絶対にヤ○ザになるしかなかっただろう」と思った。

身を置き換えて考えるとその職業以外思い浮かばなかった。

 

こちらの状況を上っ滑りに窺っては手のひら返しを繰り返す。

そんな人種に出会う度に僕は彼女を思い出す。

すると…「なんて無礼で理不尽な奴だろう!」とハラワタは煮えくり返り怒髪天を突く様な怒りも何とか収める事が出来る。

こんなレベルで乱される様なメンタルじゃプライドは作れない!と反省めいた思いを抱けるのだ。

 

「下劣な人間は必ず、その理不尽に対抗すればより理不尽を働くのです。彼等は恥を知らないから!」…確か彼女はそう言った。

「恥知らずはそのまま生きさせるのです。何時か?その彼等のさらした恥が毒となって彼等自身をトコトン苦しめる筈ですから…。」と。

 

生きれば生きる程に…若かった彼女の言葉は僕の中で重さと深みを増していく。