人が生涯で

人が生涯で一番嘘を付き騙す相手は自分である…。

 

どう言おうが歴然とした自分のミステーク。

それが時間と共に『致し方なかった事』へと変貌していく。

自分で請け負う気力も自負もプライドも失うと必ず人はそこへ行く。

 

そういう人間だからこそそんなミステークを犯したというのが本来の姿なのだが…。

認め受け入れられないのは自分だけ?そこまで行って尚、エクスキューズにならないエクスキューズが口をつく。

 

自作自演で罪作り…

その挙げ句に、認めない事でチャラに出来るとばかりに何のかのとお花畑の様な言葉を吐き続ける。

一つの大罪に『居直りの罪』を上塗りするのである。

 

ダメな自分を諦めない。

周りは呆れ果てとっとと身を引いていく。

結果、往生際が悪い人は救われない。

次第に浮わついた言葉で人を踊らせる様な人間ばかりが周囲を固めるという運びである。

 

人の上昇の仕方には個性がある。

人の転落の構図は老若男女全て同じでワンパターンだ。

 

基本的モラルを守る…人変われど全く変わることなく要求される誰にも同じルールだ。

誰に対してであれ、同じ筈の一つのルールを犯すから転落の仕方には個性がないのである。

パターンも一緒。

頑なに罪を認めず我田引水の『口先』だけを頼る様になるという点において…。

 

それでなくとも人には騙される世の中。

せめて自分で自分に嘘をつき騙すのは避けたいけれど…

自分ほど騙しやすい相手は居ないから…何より手っ取り早く悩まなくても良くなる方法だからだろう。

 

そこまで行けば頼りは『自分だけ』である。

その人を周囲は既に諦めているから。

自分が可愛ければご自分でね!…となる。

斯くして皮肉な事に『居直る為の環境』は完璧に用意されるのだ。

 

周囲の叱責ある内が華。

その人に取ってのラストチャンスはとても厳しいラスト後一度だけを迎える。

そこまで引っ張る奴は『改心する才能』が乏しいんだろう。

 

どうとでも仰いなさい!元々あなただけの事ですから…。

初めからそうだったのだが思い上がりがその自覚を遠ざけるのである。

 

散々自分で火を着けてポンプが忙しい?

 

その上で与えられる『ラストチャンス』は世間での当たり前を無理難題と仕立て上げて来た人間には相当ハードルが高いものとなる。

 

周囲の失望というツケの利子を払いながらの『当たり前』は、その人にとっては難行苦行なのだ。

肝心なのは当人が、それを自覚出来るか?否か?にかかっている。