腹に

腹に一物持っている…という場合、良からぬ企みを『隠し持っている』の意があるけれど…。

 

此所んとこシリーズかの様に書き連ねて来た、平穏、善人然とした一般ピープルの隠し持つ後ろめたさもない『あからさまな攻撃性向』と明日は我が身の恐怖。

 

何か一つ失態をやらかせば、即、四面楚歌の如くその人間に集中攻撃を始める不寛容や集団徒党となって弱者を徹底的に叩くといった傾向だけど。

 

簡単に表面化する一般ピープルの善人達の『腹の中のイチモツ』って奴の正体は一体何なんだろうなあ?と考えて見た。

 

ズッ~と続く慢性的な欲求不満が原因である事は間違いないんだけど。

何故?何が不満なのか?…と。

 

『自分を他人と引き比べる習性』が、小学生くらいから徹底して仕込まれるからかもな?…と考えてみた。

 

小学校に入ると『絶対的自分の確信』がないまま、いきなり相対的な他者との比較評価が始まる。

『自分という意識』を希薄にして『皆の中に没入させる事』によって、自分を非難や攻撃の目標設定にされる事を遠ざける様に…なるんじゃないか?

 

目立ちたい!という表現の本能と目立ちたくない!という防衛の本能が何時もせめぎ合っている。

穏やかな善人達の心中は非常に座りの悪い状態で揺れ動いてる…って風景なんだと思う。

 

努力で変化させられない身分の固定化。

新階級社会へとヒタ走る世相は、大多数の不満分子達の攻撃性をより先鋭化させていくだろう。

 

貧民層の『固定化出来ない敵』…原因は誰々と指名する事は出来ない。

彼等を底辺に繋ぐのは社会のマニュアルだから。

鬱積が限度を超えた時…その人間は『誰でもよいから』と偶然出っ食わした人に斬りかかる

偶然とはいえ犠牲者もこの社会の構成員であるには違いないから…。

 

事件が起きれば、その翌日にはマスコミが狂人の凶行として報じる。
辛うじて善人の国の住人として踏み止まってる人達が、異口同音に『犯人は狂ってる』と正義の断を下すのである。

 

次々と狂人を世に生み出してる『自分達の狂気』には誰も言及しないままで…。