ここでの

「ここでのアルバイトが僕の人生で一番印象的な素晴らしいモノになりました」

 

カナダに旅立つアルバイト君がマジな顔してそう言ってくれた。

「Tさんは僕の事が嫌いなんだろうなあ?と思ってました」と抜かしたので、思い上がるな!君は好き嫌いの判定をするレベルにない!まだガキそのものだ、と言っておいた。

 

傷付くのが怖い、分かってくれない、僕は人見知りだから、対人関係に自信がない…

君達はそんな事ばかり言ってる。

 

本気で相手に分かって貰いたいなら、相手は何を望んでいるのか?も勿論だが、その前にそのウジウジしてドギマギしてネチネチしてる自分の態度は、自分がされたら好感を持つかを考えろ!

 

自分はこうで、自分はああで…だから仕方ないんです、と好かれる訳がない態度を取っては相手のせいにしている。

それが大人のやる事か?好かれたいなら好かれる為に、相手の立場に立って好かれるだろう自分を準備しろ!と言った。
それが『何か求める時の大人の最低限の準備・礼儀』なんだよ!

 

何の自己投資もせず準備もせず、僕は臆病者だからそれ分かって相手して下さい。
自分の事ばかり主張して、そんな自分が相手にどんな印章を与えてるか?にはまるで神経を使ってないだろ?

 

分かって欲しいなら『分かって貰える自分』を準備してから相手の前に立て!

未だにガキのメンタルをウリにしているだけじゃないか。

何の努力もない。準備もしない。でも好意は持ってね?…それはガキの妄想に過ぎない。

 

その準備しなきゃ!という心得・メンタルが全ての事を遂行していく為の『基礎体力』なのである。

小賢しい資格取っても基礎体力のないランナーの様に、フォームが凄く綺麗でも遅すぎるランナーは完走出来ないんだよ!

 

『欲しい』なら『大人の欲しがり方』を自分に言い聞かせなさい!

君の様な無名にすり寄ってくる世間は何処にもない、と言ってやった。

 

『相手の事を考える』のは相手の為じゃない。

自分を分かって貰う為なのだ。

自分を分かって貰うためのリサーチであり、それは人と関わる為の第一条なんだよ…としつこく言っておいた。

 

目から鱗!的な顔になったから…そこに期待しようと思った次第。

 

『それは聞いてない、教えて貰ってない』

若い社員のエクスキューズの定番らしい。

頼まれもしないのに誰が教えてやるか?!っての。

 

イイコなんだけどねぇ…という枕詞で語られる若い奴は少しもイイコじゃないのである。

何の努力もなく、上げ膳据え膳で『して貰う事』を頑なに要求しているガキ妖怪なのだと気付くべし。

 

温厚な態度とは裏腹に要求ばかり。

僕は、私は、○○なので(できません)…と自分でしなくて良い理由ばかりを探している。

出来ない時は指導のせい?…そんなガキが大人の顔して社会にのさばっている。

 

そんな若い連中の中で彼には一つだけ良いところがあった。

素直に受け入れた事だ。

何時だったか仕事が終わるのを待って「もう少し話してください」と自分から頼みに来た。

 

コイツは大丈夫…そんな気がした。

久し振りにイジメ甲斐がある若い人間だった。